コスパに優れたミラーレス専用設計標準ズーム
外観
同スペックのソニー純正GMレンズより小さく軽いですが、それでもデカくて存在感あふれるレンズです。マウント周辺のみピアノブラック調の仕上げでゴムのフォーカスリングと微妙にマッチしてないのが残念。
AF/MFの切り替えスイッチ、フォーカスフォールドボタン、ズームロックスイッチ搭載
フォーカスリングとフードの周りもゴムになっていてここホコリがくっつき易く気になるポイント
またズームリングは重めですがフォーカスリングはスカスカなので好みが別れると思います。
ズームを最大まで伸ばしたところ
歪曲や周辺の流れは電子補正まかせ
シグマのミラーレス専用設計レンズのコンセプトとして歪曲や収差などはボディの電子補正まかせになっています。なのでこのレンズも電子補正オフにして撮ると24mmのワイド端では盛大な歪みが発生します。
周辺減光も多く気にならなくするには2段くらい絞る必要があります。
またLightroomでの補正はまだAdobe側が対応していないためプロファイルは無いようです。(追記:2月のアップデートでLightroomでも対応しました)
ワイド端24mmで補正有り無しで比べるとこんな感じ
補正なし
補正有り
結構歪んで周辺も暗いのがよくわかると思います。
作例
写りは文句なしで綺麗で解像感がすごいです。ズームレンズでこの解像感は
かなり寄れるのが特徴でフードを付けているとぶつかりそうになります。
タムロン 28-75mm F/2.8(A036)と比較して
競合レンズとなりそうなタムロン28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)は1年ほど使っていましたのでそれとの比較した、感じたことのを挙げてみました。写りはシグマに軍配
タムロンのA036は絞り開放だとボヤっとした写りでF5.6くらいまで絞ると真ん中がキリっと解像する感じですがシグマ開放からシャープで締まった印象の画が撮れる印象です。またAFもシグマの方が早く合焦するように感じました。
暗所でのAFはどちらも外すことがあり純正のGMには及ばないかなと思います。
シグマの方がデカ重
タムロンの方は細く軽いですがシグマの方はデカくて重いです。特に太さは気になりカバンに入れようとするとフードがかなり嵩張ります。
鏡筒が金属
タムロンの方は軽いですが鏡筒の外装がプラスチッキーでちょっと安っぽくすり傷が付きやすいのがネックでした。シグマの方は金属製の鏡筒になっており見た目はガッシリしていて高級感があります。
レンズ側面にボタン・スイッチ付き
タムロンの方は絞りリングとフォーカスリングのみで特にボタンやスイッチはないシンプルな作りです。SIGMAはAF/MFスイッチ、ズームロック、AFLボタンが付いてあり、AFLボタンにはいろいろな機能を割り振れるのであると何かと便利です。
価格差
価格.comの最安値で比較するとタムロンの方が4万円ほど安いです。4万円ってなかなかの価格差ですよね。
まとめ
今まで使っていたタムロンのA036を売却してシグマの方を購入しましたが大満足です。GMの半額以下でこの高性能は驚異的だと思います。
それにしても最近のシグマは存在感大きいですね。
コスパに優れたミラーレス専用設計レンズに加え小型フルサイズミラーレス一眼と印象に残る製品が多かったように感じます。
この調子で2020年の春頃に70-200mm DG DN Sportsかライトバズーカを出してくれたら多分速攻で買うと思います。
作例写真はFlickrに他の写真もアップロードしているので暇だったら見てください。

追記事項
24-70mm DG DN Artも買ってすぐですがレンズの中に埃が混入しているのに気付きました。
気づいてからしばらく経った後にYoutubeの冒険用品というチャンネルで動画配信をされているミズグチケンジ氏とプロカメラマンの岡本浩孝氏のトーク動画を見ていたら、海外でSIGMA 24-70mm DG DN Artを使っていたら前玉後ろに砂埃が入ったという話をしているのを見つけました。
一緒に使っていたSONY GMレンズは何も問題なかったと同じ動画内で発言されているので、SIGMA自身は商品説明では防塵防滴機構を謳ってはいるもののGMと値段分の作りの差というものはやはりあるかもしれません。
一緒に使っていたSONY GMレンズは何も問題なかったと同じ動画内で発言されているので、SIGMA自身は商品説明では防塵防滴機構を謳ってはいるもののGMと値段分の作りの差というものはやはりあるかもしれません。
他にも同じ人がいるのか調べてみると価格.comや他のブログでも同様の投稿をしている方もいました。