SWFOTO 回転リング式三脚座 LS-63を購入した話

2022/11/08

カメラアクセサリー レビュー

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絶対出ると思ってた


回転リング式三脚座とは

三脚にカメラ固定して撮る際縦位置・横位置の切り替えは雲台部分を90度倒したりLプレートを使って切り替えするのが主流かと思います。この二つの方法の欠点としてはカメラの角度を調整し直したり三脚から一度取り外ししないといけなかったりと切り替え作業が面倒というのが挙げられます。 

それを解決するのがこの三脚座で縦位置と横位置を簡単に切り替え可能にするアイテムです。イメージ的には望遠レンズとか一部のマクロレンズの様な自由に回転させられる三脚座をどんなレンズ(というかボディ)にも取り付けられるようにしたものです。

類似製品?

この手の三脚座はクラウドファンディングでATOLLという製品が先行して販売されていたのですが、今回購入したのは中国の撮影機材メーカーのSWFOTO製のものです。ATOLLのアイデアを見た時に絶対に中華のどっかが似たような製品を出すだろうなあと思ってましたが案の定です。

値段的にはATOLLは今から買うと1万円以上ですがこちらはAmazonで6千円弱(ソニー用の場合)で購入できるのは魅力的だと思います。

使用出来る機種に注意

今回購入したのはソニー専用のリングでその他のメーカーで使用する場合一回り大きいLS-75という型番の方を購入する必要があります。対応機種はそれぞれ以下の通り

LS-63

NEX7,α6000,α6400,α6600,ZV-E10,α1,α7C,α7S,α7SII,α7SIII,α7,α7II,α7III,α7IV,α7R,α7RII,α7RIII,α7RIV,α9,FX3

LS-75 

Canon EOS 6D,6D2,5D3,5D4,5DS,5DSR,60D,70D,80D,90D
Nikon D600,D700,D750,D800,D850
FUJI X-T4

対応機種を見る限り一部の機種が記載されていませんがソニー製ミラーレス一眼は形状的にほぼ全部取り付け可能そうです。キヤノン、ニコンは一部の一眼レフ機でのみ使用可能なようでミラーレス機のRFとかZは使えないのかは不明です。本家の方の仕様を見ると一眼レフ用とRF、Z用それぞれ別にラインナップが用意されているので使えない可能性が高そうです。

フジはX-T4のみ対応です。他に使えそうな機種もありそうですが実際に使えるかどうかは分からないので要注意です。

値段はAmazonでLS-63は5800円、LS-75は6800円で販売されていました。

外観・使用感

まず見た目から行くとぱっと見で分かる本家との違いは本家がシルバーなのに対してこちらはブラックです。他にも多少のデザインの違いはあるものの大まかにはほぼ一緒です。個人的にはアルカスイス互換プレート部分が本家より長そうなのは良い点だと思います。


構造はリングが二重構造になっており内側のリングが回るようになっています。ここは本家とまるっきり一緒


回す時のトルク感はしっかりあり簡単にクルクル回る感じではないです。背面に銀色のポッチが付いていて90度ずつクリック感があるので水平・垂直の位置が分かりやすくなっていて脇にあるネジを締めれば半端な角度でも固定が出来るようになっています。


ボディに三脚座を取り付けたところです。取り付ける時はレンズが付いたままでは干渉して取り付けられないのでレンズを外した状態にする必要があります。パンケーキレンズのような小さい物であればボディ付けたまま取り付けることも可能です。あとボディキャップ付けたまま三脚座を付けるとキャップが取り外しづらいので注意。


あと取り付ける際にレンズのマウントがリングの中心に来るように調整が必要ですそうしないとレンズとリングが干渉してレンズが傷付く恐れがあります。この調整は最初にすればあとは必要ないですが慎重にやっておきたいところ。


調整が終わりレンズを装着するとこんな感じ。

三脚に装着する時に一か所気を付ける点があり何も考えずクイックシューに取り付けると三脚リングの回転部分が干渉することがあるのでクイックシューの少し後ろ側に取り付ける必要があります。


回転は0度、90度、180度まで出来ます。270度の所はα1ではグリップが干渉して回転できませんでした。グリップが平らなカメラなら360度回転できると思います。





まだちょっとしか使ってないですがこんな感じでなんか普通に使えます。本家の方は触ったことが無いので比較は出来ませんがほぼ同じ構造なので使い勝手は変わらないんじゃないかなと思います。あるとしたら回転の感触が滑らだったり質感が良いという可能性は有るかもしれません。(あくまで想像です)

耐久性に関しても使い始めたばかりで分からないので長期使用して確認する必要ありです。

追記

最近のタムロンのレンズにはUSB端子が付いていますがそこの部分が出っ張っているので三脚リングをボディ側から離した位置で固定していると干渉します。USB端子付きタムロンレンズを使用する際は出来るだけボディ側に寄せて固定するようにしてください。




少し気になるところ

α系ボディだとレンズの取り外しがし辛いのが欠点ですね。ちょうどレンズロック解除ボタンがリング後ろ側に来るので押しづらいです。


本家もそうなっているのでしなかっただけかもしれませんがアルカスイスプレートの裏側に脱落防止のストッパーが有りません。いらなければ外せばいいだけですし 念のためにも安全装置としてついてたらありがたかったなと思います。

まとめ

SWFOTOの製品は安いながらもちゃんと使える製品が多くこれも今のところは製品の質という部分では好感触です。

ただ個人的に感じたのは三脚座を付けるには一度レンズを外してからでないと出来ない。逆にレンズが付いている状態では三脚座を自由に取り外せない。そして三脚座の固定は六角レンチ(orドライバーや小銭)が必要というのはとても不便に感じました。三脚座への固定はアルカスイス互換のクイックシューにするとかレンズつけたままでも着脱できる仕組みが有れば満点の製品だと思います。

といっても三脚座が無いレンズですぐ縦横切り替え出来るのは有用ですし三脚座つけっぱでOKという方であればすぐにでも買ったほうが良いおすすめ製品であるのはまちがいないです。今のところSonyのミラーレス一眼用とニコキャノの一眼レフ用しかないのでニコキャノのミラーレス一眼用も追加されるといいですね。

SWFOTO LS-63のAmazonの商品ページはこちら

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とんがり(@Tongari_gadget)

普通の会社員をしながらスマホを中心としたガジェットやデジカメ、オールドレンズについてのブログを書いています。

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