ソニーの初心者向け一眼レフカメラ
主な特徴
1420万画素のAPS-CサイズのCCDセンサー搭載したソニーAマウントカメラです。
αの一眼レフの中での立ち位置は初心者向けカメラと言ったところで連写速度や全体的なスペックは控えめになっています。
αの一眼レフの中での立ち位置は初心者向けカメラと言ったところで連写速度や全体的なスペックは控えめになっています。
初心向けとは言え自分が持ってる古い中古デジカメは1000万画素前後が多いので1420万画素は高画素な部類です。
動画機能はまだ無いためスチル専用機です。
またボディ内手振れ補正を採用していてセンサーブルブルのホコリ除去機能もあります。
通常の一眼レフ機のライブビューはミラーアップして撮影用イメージセンサーを露出することで実現していますがα350はミラーアップしません。
動画機能はまだ無いためスチル専用機です。
またボディ内手振れ補正を採用していてセンサーブルブルのホコリ除去機能もあります。
ライブビュー
ライブビュー機能は今では当たり前の機能になっていますが、昔の一眼カメラだとついてないものも多いです。通常の一眼レフ機のライブビューはミラーアップして撮影用イメージセンサーを露出することで実現していますがα350はミラーアップしません。
ペンタ部にライブビュー専用のイメージセンサーが入っていて、ファインダーを覗いた時の映像を背面液晶に映し出す仕組みです。(オリンパスのE-330と似た機構)
ダイヤル横にあるスイッチを切り替えることでライブビューモードになります。
ライブビュー用センサーの画素数は非公開らしいのですが、見た感じはそんな綺麗な映像ではないのでそれなりのセンサーだと思います。
撮影用のとは別センサーを入れたことで映し出す映像のレスポンスが早い、AFも速い、ミラーがばたつかない等良い点はあるのですが、ピーキング機能や拡大してピント合わせといった機能はないのでMFでピントを追い込むといった使い方をするのはこのライブビューでは厳しい印象です。
キットレンズの17-70mmではこの露出がおかしくなる現象は起きないので、おそらくオールドレンズ使用時は露出センサーがうまく動いていないようです。
マウントアダプターで他社レンズを使用するのはメーカー動作保証外の使用方法なので致し方ない部分ではありますが残念です。
では、α350ではオールドレンズが使えないのかというとそういう訳ではなく 一応マニュアル(M)モードにすればレンズ無し状態でもレリーズできます。
絞り優先(A)モードでは使用できないのでマニュアルで露出を決めてやる必要があります。
内蔵の露出センサーはオールドレンズ使用時でも反応するので少し大変ですが出来ないよりはマシといったところでしょう。(しかしライブビューでは前述の問題があり)
大昔はフルマニュアルで露出決めてたし、デジタルなら撮った写真すぐ見れる分、楽かと思います。
このレンズ少し使ってみましたが開放ではかなり甘い描写です。
絞っても周辺はピシッとこないので使っていてあまり気持ちがいいというレンズではないなと思います。
ミノルタ時代のフィルム用レンズの方がまだいい気がします。
通常のカメラではライブビューでオートフォーカスで撮影する時に一度ミラーを下げる必要が有ったり、ピントが合うのが遅いコントラストAF使用する必要があり、速いAFとライブビューの両立が困難でした。
α350は専用センサー搭載することでミラーアップしなくても高速AFとライブビューを実現しました。
ダイヤル横にあるスイッチを切り替えることでライブビューモードになります。
ファインダーから光が入ってライブビュ―映像に影響が出る事を防止するため、ライブビュ―中はファインダーのシャッターが閉じるようになっています。

ライブビュー用センサーの画素数は非公開らしいのですが、見た感じはそんな綺麗な映像ではないのでそれなりのセンサーだと思います。
撮影用のとは別センサーを入れたことで映し出す映像のレスポンスが早い、AFも速い、ミラーがばたつかない等良い点はあるのですが、ピーキング機能や拡大してピント合わせといった機能はないのでMFでピントを追い込むといった使い方をするのはこのライブビューでは厳しい印象です。
背面液晶がバリアングルではなくチルトタイプ。(どっちが好きかは好みによりますが自分はチルトの方が好きです。)
チルトのせいでボディは分厚くなっている印象。
オールドレンズ使用時の露出の挙動があやしい
これはこの個体の問題なのか仕様なのか分からないですが、オールドレンズ使用時の露出インジケータが2~3段分以上オーバーに表示されます。キットレンズの17-70mmではこの露出がおかしくなる現象は起きないので、おそらくオールドレンズ使用時は露出センサーがうまく動いていないようです。
マウントアダプターで他社レンズを使用するのはメーカー動作保証外の使用方法なので致し方ない部分ではありますが残念です。
設定項目が少ない
デジタル一眼でオールドレンズを使う場合多くのカメラの場合、設定から「レンズ無しレリーズを有効にする」をONにする必要があるのですがα350にはその設定項目は無いようです。では、α350ではオールドレンズが使えないのかというとそういう訳ではなく 一応マニュアル(M)モードにすればレンズ無し状態でもレリーズできます。
絞り優先(A)モードでは使用できないのでマニュアルで露出を決めてやる必要があります。
内蔵の露出センサーはオールドレンズ使用時でも反応するので少し大変ですが出来ないよりはマシといったところでしょう。(しかしライブビューでは前述の問題があり)
大昔はフルマニュアルで露出決めてたし、デジタルなら撮った写真すぐ見れる分、楽かと思います。
キットレンズの出来は微妙
ボディの話とはずれますが、18-70mm F3.5-5.6というレンズが付属してきました。このレンズ少し使ってみましたが開放ではかなり甘い描写です。
絞っても周辺はピシッとこないので使っていてあまり気持ちがいいというレンズではないなと思います。
ミノルタ時代のフィルム用レンズの方がまだいい気がします。
作例
撮れる写真はCCDセンサーらしいパキッとした画が撮れる印象です。
高感度は古いカメラということもあり個人的にはISO400くらいまでが許容範囲に感じます。
草
猫
まとめ
初心者向けのエントリー機ということで出来ることがあんまり多くないカメラですが独自ライブビューは面白い機構でした。同時代のライブビュー搭載カメラと比べてのAFの速さは特筆すべき点かと思います。
またCCDセンサーらしい解像感も使っていてよかったです。
しかし、このカメラを使うのに今更ながらAマウントレンズ買い集めるのも微妙な感じなのでオールドレンズをあてしていたのですが露出の挙動、レンズ無しでのシャッター許可の設定なし、見づらいファインダーなど残念な部分もあり使用頻度はあまり多くはないです。