シグマクロ
概要
名称から分かるようにAF対応のマクロレンズです。今までのオールドレンズはMFのみばかりでしたが焦点距離と見た目に惹かれて購入しました。
AFと言っても持っているマウントアダプターには電子接点が無いので使用は出来ずじまいなので結局はMFで使用してます。
ソニー純正で電子接点付きA(α)マウント用のアダプターが発売されていますが高いし使い勝手が微妙そうなのでスルーしました。
レンズ詳細
発売:1989年レンズ構成:9群9枚
開放-最大F値:F2.8-F22
最短撮影距離:0.32m
絞り羽根:6枚
フィルター径:52mm
マウント:αマウント、
1980年代のレンズなので今まで紹介したレンズに比べたら新しいです。
しかしネットで検索してみるとあまり情報がなく年代あってるかな?笑
マクロレンズということで撮影倍率が高く0.5倍でいわゆるハーフマクロと呼ばれるレンズですがクローズアップレンズを付けることで等倍マクロとして使えるようになります。
今回購入したものは運よくクローズアップレンズも付属していました。
またシグマのマクロといえばカミソリマクロという別名があるくらいカリカリに写る傾向ですが発売当時はタムロンの同じく90mmのマクロレンズ、いわゆる「タムキュー」のようなやんわりした写りの方がウケていたこともありこちらのレンズの評価はそこまで高くなかったようです。
レンズ確認
いかにも1980年代のデザインという感じで、見てると当時の特撮に出てくる兵器を思い浮かべてしまう。大昔のオールドレンズは金属製のボディが多いのですが近代化が進んでいてこのレンズは樹脂とゴムになっています。
ゴム部分は保存状態が悪いとべたつきが気になるのことが多いのですがこれはそんなこともなく保存状態はかなり良いです。
光学系もきれいでした。
鏡筒には絞りリングが無いので絞りリングが付いたマウントアダプター側で絞りを操作する必要があります。
絞りリング付きマウントアダプター
絞りリングにはF値が書いてないのでSSやISOの数値から判断しないといけません。
フードを装備状態。でかいです。
α7IIIに取り付けた状態
フォーカスリングが前玉側にあるのですがリングが薄く動作が軽すぎて使い勝手はあまりよろしくはなかったです。
作例
現代のマクロレンズに比べてしまうと開放はちょっとふんわりした描写です。他のオールドレンズとくらべると比較的キリっとしているとは思いますが。
少し絞るとカミソリマクロの名の通り切れのある描写でかなり気に入っています。
Flickrにも少しですが他の写真を上げてます