中古デジカメ購入記 OLYMPUS CAMEDIA C-8080

2022/09/07

OLYMPUS レビュー 中古デジカメ

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CAMEDIA上位機種

CAMEDIA C-8080とは

CAMEDIA C-8080は2004年にオリンパスから発売された高級コンデジです。CAMEDIAシリーズは廉価・エントリー機、中級機、高級機とグレードが分かれている中でC-8080は高級帯に位置するカメラです。wikipediaを見ると高級モデルとしては一番最後に発売された機種のようです。高級機なだけあってボディはマグネシウム合金製、レンズにはEDレンズを採用、当時としては高画素な800万画素CCDセンサー搭載など作りにはコストが掛かっています。

主なスペック

センサー:2/3型 800万画素CCD
ISO感度:50-400
シャッター:最高1/4000秒
連写コマ数:1.1コマ
レンズ:28-140mm F2.4-3.5 小絞りF8
手振れ補正:なし
動画:640x480、15fps
ファインダー:EVF 24万ドット
背面液晶:1.8型13.4万ドットチルト液晶
記録メディア:CFカード、xDピクチャーカード
仕様電池:BLM-1
サイズ・重量:124x84.5x99 mm、968g(バッテリー、カード込み)

最初に書いたように高級コンデジだけあって性能、堅牢性が高く当時のオリンパスの技術を詰め込んだカメラと言えます。また当時の一眼レフスタイルのコンデジは望遠側を伸ばすカメラが多い中このC-8080は広角側を重視していて28mm始まりで使い易い仕様です。代わりに望遠側は140mmと控え目です。

ちなみにCAMEDIAのC4桁シリーズの型番は頭の桁が画素数(もしくは世代)を表していているようでC-4XXXだったら400万画素、C-8XXXだったら800万画素といった形です。画素数が変わらずマイナーチェンジの場合は後ろの三桁の数字が増えていきます。また後ろ三桁の数字は最初2000や3000など0からスタートしてましたがシリーズ中盤以降は4040、5050など先頭の数字を踏襲する形式に変わっています。

購入経緯

オリンパスのCAMEDIAシリーズは以前から1台は欲しいと思っていました。中でもハイエンド機でもあるC-8080が欲しかったのでずっと探していたところで動作確認済みの程度の良さそうなC-8080が出品されていたのを見つけ多少高かったですが購入しました。

状態、機能確認

購入したC-8080の状態は良品くらいでレンズ表面に汚れが有るくらいで動作には問題なさそうでした。ほのかに甘い匂いがするのが気持ち悪いですが。


デザインはDiMAGE A1&A2に似た形で一眼レフの左側が無いような形です。この頃の大型デジカメにこういう形状が多いのは流行りですかね。 


ボタン類は左側面に集中しています。


動作確認済み品を買ったので当たり前なのですが動作はちゃんとしました。

センサーは800万画素のCCDでこの当時の上位機種に採用されることが多い2/3型と大型センサーを載せています。

レンズは28-140mmの5倍ズームでEDレンズを採用しているので画質には期待が出来そうです。ワイド側が開放でF2.4、テレ側はF3.5と十分に明るいレンズと言えます。ズーム方式はパワーズームでズーム速度はゆっくりした。


フードは付属してこなかったのですが手持ちのフォーサーズ用レンズのZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6用フードがそのまま使用出来ました。


テレ端までズームさせるとこれくらいレンズが伸びます。


そして意外だったのですが手振れ補正を搭載していません。この時代のコンデジは高感度性能が終わっているのでスローシャッターを多用するので手振れ補正が無いときついところです。

オートフォーカスは軽快でサクサクピントが合いますし精度も良い印象。さすがに暗い所だとゆっくりにはなりますがピントは合ってくれます。

EVFは24万画素なので高画質とは言えずMFでピント合わせするには厳しい代物。あとアイセンサーは搭載していないためEVFと背面液晶の切り替えはいちいち画面切り替えボタンを押す必要があり面倒です。


背面液晶はチルト式です。


やっぱりオリンパスだなって感じるのがこの各種設定メニュー。この複雑怪奇なとっ散らかったメニュー何がどこにあるの分かりづらいですし、消えてほしい時に消えないで画面に残り続けるしで慣れるまで手間取ります。

記録メディアはCFカードとxDピクチャーカードのダブルスロットで切り替えは手動です。


実写確認

シャープ+2に設定して撮っています。カリカリな感じ。


オリンパスと言えばということで青色の発色を確認。綺麗な青ですがこの時のCCDセンサーは何処製なんでしょうね。


ワイド端で撮影。


風景撮影だとまあまあ解像してます。


ISO400で撮影してみましたがノイジーさは感じるものの見れなくはないレベルです。とは言え常用するなら個人的にはISO200以下に留めたい所。


マクロは通常とスーパーマクロの2種類あります。通常マクロが20cm、スーパーマクロが5cmまで寄れます。スーパーマクロはズーム位置が固定されるのと内蔵ストロボが使えないので注意が必要。マクロの画質はなかなかのものです。



ボケを出してみた所。若干騒がしい感じもします。



モロ逆光でF8まで絞り込んで撮って光条、ゴーストを出してみたところ。


まとめ

さすが当時の高級コンデジといった感じで画質は今でも見れる画質です。

設定画面の煩雑さが唯一の欠点。

自己紹介

とんがり(@Tongari_gadget)

普通の会社員をしながらスマホを中心としたガジェットやデジカメ、オールドレンズについてのブログを書いています。

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