Canon EOS R7がやってきた

2022/07/03

CANON デジカメ

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待望のキヤノンAPS-C機EOS R7が届いたので一週間ほど使っての感想

前置き EOS R7予約そして到着

後から欲しくなってもなかなか買えないだろうからと思ってEOS R7を予約して早一ヶ月、あっという間に発売日になって到着してしまいました。予約開始して1時間後くらいにマップカメラのオンラインストアにて予約して発売日に到着しました。予約開始初日の午後くらいにはマップカメラの当日お届け分は無くなって発売以降のお届けになっていたようです。

そんなわけで争奪戦を制しEOS R7を手に入れたわけですが、正直言って予約期間中はキャンセルしようかずっと迷ってました。というのも既にα1、α7IVとフルサイズのミラーレス一眼を2台持っていてブログ用カメラにコンパクトなEOS M5、散歩に連れていくX-T1、そしてジャンク収集で揃えた数々のオールドデジカメやフィルムカメラ・・・。普通に考えてもう十分なカメラが揃っています。そこからさらに追加するのはあたおかでは?どこで使うの?という自問自答や18万円弱という決して安くはない値段など色々頭の中で考えて出した最終的な結論は使ってみて気に入らなきゃ即ヤフオクで売れば良いじゃんと言う結論でした。ヤフオクで売れば手数料込みで考えてもちょっと損するくらいで済むので機材レンタルしたくらいに考えたらいいですしね。まあ実際はあまり深く考えないよう現実逃避しただけなんですが。

あと最初にも書いたことの繰り返しになりますが後から欲しくなっても今の世間の情勢を考えると人気商品は転売価格以外では買えないですからね。とりあえず手に入れるのは間違っていないはず!(と言い聞かせる)

EOS R7を実際に使ってみて

サイズ、重量、ハンドリング

地方住みなので近所の店舗にデモ機などあるわけなく届いて初めてEOS R7の実物を触ったのですが意外と小さくて軽いと感じました。製品紹介ページで仕様を見てみるとバッテリー、カード込みで612gなので探せばこれよりも軽いカメラは沢山あると思いますが、7というナンバリングからデカ重なEOS 7Dmk2のイメージに引っ張られたせいかもっと重たい物を想像していました。その分ギャップが有って小さくて軽く感じたのかもしれません。

持ちやすさは流石のキヤノンと言うことで言う事無しですね。初めて持ったのにすぐフィットします。これも軽く感じる要因の一つかもしれません。 

特徴的なマルチセレクターは写真で見ると上の方にあるように見えたので使い心地はどうかなと思っていましたが全然問題ありませんでした。マルチセレクター周りのダイヤルはかなり使い易くて便利に感じましたがダイヤルは別にもう一個欲しかったなと感じます。そうすればシャッター・絞り・露出(or ISO)と割り振れて便利だったように感じます。コントロールリング使えばいいだろと思う人もいますがレンズ毎に場所が違うし回り易くて意図せず設定変わっちゃうので専用ダイヤルが欲しいです。

あと電源が左肩から右肩に移動したのはGJ。

ファインダー

YoutuberやTwitterでファインダーが良いってみんな言ってたのですが個人的には普通って感じでした。あくまでR10と比較してっていう話ですかね。 

AF性能

EOS R3譲りのAF性能をもったEOS R7ですがその性能を活かすレンズをまだ持っていないので真の実力はまだ見ることができていません。ただ手持ちの16mmF2.8STMと50mmF1.8STMを使っただけでも良さそうと言う印象は受けます。特に被写体検出はかなり使い勝手が良いです。ぶっちゃけ今までは被写体検出って瞳以外はトラッキングAFが有れば十分でいらないと思ってたんですが、使ってみたらかなり便利でした。被写体選択してカメラ向けたら後は勝手に追ってくれるというのは楽過ぎます。

検出する被写体も括りが人間、動物、乗り物と大雑把で良いのもメリットです。動物・鳥・車・電車・バイク・・・と細かく分けられると選択するのが面倒でしょう。 

高感度耐性

これに関しては同じAPS-C機のEOS M5と比べてみたいと思います。まずJPG撮って出しノイズ除去はオフにして比較。

EOS R7 ISO12800 NR OFF

EOS M5 ISO12800 NR OFF

左EOS R7、右EOS M5

R7の方がディティールが残っているのとカラーノイズが抑えられている気がします。色味の違いはホワイトバランスを固定し忘れただけですが、R7は若干暖色目になる傾向はあります。

そしてノイズ除去をオンにするとこの様な結果。

EOS R7 ISO12800 NR標準

EOS M5 ISO12800 NR標準

中心をトリミング 左EOS R7、右EOS M5

M5の方はノイズ除去をオンにするとつ完全に塗り絵になっていますがR7はうまくノイズだけ除去してるように見えます。

総合的にみると比較対象が6年も前の機種なので当然とも言えますがR7の方が良好です。とはいえR7はM5に比べ画素数UPしているので不利のハズですが良好な結果を得られたのはセンサーと画像処理エンジンの世代進化の賜物でしょう。

ついでにフルサイズのα7IVと比べてみます。まずは撮って出し&ノイズ除去オフで比較(全体写真は省略&これもホワイトバランスを固定し忘れてます)

左EOS R7、右α7IV

そしてノイズ除去オンで比較

左EOS R7、右α7IV

ノイズ除去後はフルサイズのα7IVの方が良く見えますが、除去前を見るとEOS R7も結構頑張っている気がします。α7IVはノイズ除去オフだとカラーノイズが少し目立ちますね。これはソニーのRAW共通の傾向でカラーノイズは後処理で簡単に除去できるのであんまり重視してないのかなと思います。

手振れ補正

触れ込みではレンズとの協調補正で最高8段、ボディだけでも5軸手振れ補正が効きます。レンズに手振れ補正のないRF50mmF1.8STMで使ってみた限りでは3.5~4.5段分くらいの効果を得られ結構優秀と言えると思います。

電子シャッター

発売前からYoutuberレビューとかで散々擦られている内容かと思いますが普通に歪みます。ローリングシャッター歪みを無くそうとしたら値段が倍以上になると思うのでしょうがない部分かと思います。自分は静物を撮る分には問題にならないのでメカシャッターはほとんど使わず電子シャッターで撮ることが多いです。

止まっている状態で電子シャッターで撮影した物。当然歪みは無く普通です。

カメラを横に振りながら電子シャッターで撮影したもの。ドラえもんが斜めに歪んでます。(ピンボケは電子シャッターと関係はないです)

その他機能

被写界深度合成、パノラマショット等他にも色々機能が搭載されていますが静止画の自動水平機能が個人的には良かったです。機能オンにするとぬら~っと画面が回転して自動で水平を合わせれくれるのが凄い。手持ちもそうですが三脚に置いて使う時に水平出しが楽になります。ただ連写時に自動水平補正をOnにしていると連写速度が落ちる、そもそも設定できないなどの制限があるのでそこだけ注意。

プリキャプチャーやRAWバーストはそれ自体は良い機能だと思うのですが、こういった機能を使って撮影する被写体は高速で動く物が多く、電子シャッターの歪みが普通のミラーレス一眼レベルのR7とは相性が悪いかなと感じます。もうちょっと歪みが抑えれていれば常用できた気がします。

あと露出以外にも被写界深度もシミュレーションできるようになったのは個人的にうれしいポイント。いままでのキヤノン機は被写界深度確かめるのに絞りプレビューを押さないといけないのがめんどくさかったので。

個人的に残念ポイント

残念だったのはボタンやメニューのカスタイマイズが過去の機種より多少マシになったとは言え相変わらず融通利かない点です。キヤノンの開発者は自分の作ったUIやボタン配置に自信を持っているのだろうと思いますが100人中100人が満足するようなものを作るのは無理だと思います。それであればソニーのαやパナソニックのLumixの様にカスタマイズに自由度を持たせてユーザーの好きなように弄らせるのが最適だと思います。

EOS R7の使い道

既に書いているように多数のカメラを所持しているのでEOS R7を買っても使いどころに迷う問題ですが1週間くらい使ってみて考えたのが

α1⇒スポーツやイベント行事
α7IV⇒オールドレンズ遊びの母艦、動画撮影、α1のサブ機
EOS M5⇒ブログに掲載する写真の撮影
X-T1⇒散歩用
EOS R7⇒登山、旅行用、簡易望遠撮影

システムとしての軽さを活かしてR7をα7IVの役割をいくらか奪う形で運用していく形としました。ただ旅行に持って行くのにレンズが16mmと50mmしかないのと付け替えが多くなり不便なのでRF18-150mmかRF18-45を買おうか悩み中。

まとめ

以上EOS R7をしばらく使用しての所感でした。キャンセルするか最初は迷っていた自分ですが使ってみたらすぐ「あっ、これ良い」と秒で手の平を返してしまいました。メインでもサブでもどちらでも行けるポテンシャルは持っていると思います。後はRF、RF-Sレンズがもっと拡充されていけば言うこと無しかと思います。

軽い望遠単焦点と24-105mm F4相当のレンズが欲しい。

最後にEOS R7で作例を少し、止まりものばっかりなのでそのうちスポーツとかの作例も撮りに行きたいところ。

Canon EOS R7

自己紹介

とんがり(@Tongari_gadget)

普通の会社員をしながらスマホを中心としたガジェットやデジカメ、オールドレンズについてのブログを書いています。

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