オールドレンズ22本目 Nikon Ai Nikkor 50mm F1.4

2021/05/16

Nikon オールドレンズ レビュー

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オールドレンズ王道の50mm標準レンズ

レンズ情報

発売年 1977年
レンズ構成 6群7枚
焦点距離 50mm
最短撮影距離 0.45m
開放‐最小絞り F1.4-16
絞り羽根 7枚
フィルター径 52mm
マウント Fマウント

オールドレンズ界では王道とも言える50mmの標準レンズです。50mmのレンズはフィルム時代のカメラによくキットレンズとして付属してこともあり現在のオールドレンズ市場では流通量が一番多いんじゃないかと思います。また50mmのレンズには絞り開放値がF1.8やF2というのも多くありますが、やはりF1.4のレンズがオールドレンズ遊びのスタンダードだと思います。

このNikkor 50mm F1.4は長きに渡って生産されていてマイナーチェンジしつつ2020年の夏ごろまで現行レンズとして生産されていた歴史があります。今回手に入れた物はAi化されているので8世代目だと思います。

レンズ外観

レンズの状態はホコリが多少入っていますがかなりきれいな部類でした。

前玉から見てみてきれいです。

後玉にも傷はなくきれい。

絞りは七角形で珍しいタイプ。

Nikonのレンズ特有のカニ爪。Ai化しているレンズは爪に穴が開いています。

カラフルなF値表記。

Z6に取り付けたところ。Nikonのレンズとボディで合わせると気分的にいいですね。

作例

今回の作例はNikon Z6で撮っています。
F1.4ということもあり開放は少し・・・かなり甘いです。フリンジとかもかなり見られますね。

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1、2段絞るとかなり引き締まった画になります。

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ハイライトのボケには色滲みが見られます。

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周辺減光はF4まで絞るとほぼ改善されます。

玉ボケ比較です。口径食はそれなりにあり、一段絞るとカクカクです。


そのほかの作例はFlickrに何枚か上げているので見てください。

Nikon Ai NIKKOR 50mm F1.4

まとめ

長きに渡って愛されてきたNikon Ai NIKKOR 50mm F1.4ですが開放ではかなり甘く色にじみがあるので使いづらいですが、花やポートレートでふわふわな写真撮るには面白いと思います。また1段絞れば滲みも解消されるのでしっかり撮れるレンズでもあります。

今回桜が咲いているときに使用したのですが開放で撮ったポワポワな桜は今時の解放からしっかり写るレンズではなかなか見れない1枚です。こういうのがオールドレンズを使う楽しみの一要素だと感じます。

自己紹介

とんがり(@Tongari_gadget)

普通の会社員をしながらスマホを中心としたガジェットやデジカメ、オールドレンズについてのブログを書いています。

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