Redmi Note 10 Proレビュー 120Hzディスプレイとバッテリー持ちをテスト

2021/04/21

SIMフリースマホ(国内) Xiaomi レビュー

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Redmi Note 10 Proのディスプレイと電池持ちをテストしてみた

ディスプレイのスペックを比較

下記はRedmi Note 10 Proと9T、9Sの公式サイトに載っているスペックのコピペです。

Redmi Note 10 Pro
6.67インチ AMOLED (有機EL) FHD+ DotDisplay
解像度:2,400 x 1,080 (395 PPI)
コントラスト比:4,500,000:1
輝度:HBM 700 nit (typ)、1200 nit ピーク輝度 (typ)
DCI-P3 色域
8ビットカラー
HDR 10
リフレッシュレート:120Hz
タッチサンプリングレート:240Hz
読書モード 3.0、サンライトモード 2.0
SGS アイケアディスプレイ認証
SGS性能テスト済み:シームレスプロ

Redmi Note 9T
6.53インチ FHD+ DotDisplay
解像度:
2340x1080(395ppi)
コントラスト比: 1500:1 (typ)
アスペクト比: 19.5:9
輝度: 450 nits (typ)
Corning® Gorilla® Glass 5
読書モード

Redmi Note 9S
6.67インチ
FHD+ DotDisplay
解像度:2400 x 1080
(395 PPI)
コントラスト比:1500:1 (typ)
NTSC:84% (typ)
テュフラインランドによるローブルーライト機能の認証
読書モード 2.0
Corning® Gorilla® Glass 5

公式の表記は統一感が欠けるので少し手直ししていますが、各々の仕様を見ただけでRedmi Note 10 Proがディスプレイに力を入れていることはわかります。特にRedmi Note 10 Proはミドルレンジの端末ながらリフレッシュレート120Hzの有機ELを採用しており、過去のRedmi Noteシリーズよりもかなりハイスペックな仕様になっています。ミドルレンジ端末を作るとき高価格なハイエンド端末のように機能全部入りというのはコスト的にできないので必要な機能を取捨選択するのですが、シャオミの中では高リフレッシュレートは高解像度より優先すべき項目という認識があり、Redmi Note 10 Proに120Hzディスプレイが採用されることになったようです。(backspace.fm シャオミのアジア担当マネージャーとの対談動画を参照)

この判断は個人的には支持できるもので、高リフレッシュレートのヌルヌル滑らかに動くのに一度慣れると普通のディスプレイに戻りがたいのはRedmi Note 10 Proを使用して実感しています。

120Hzと60Hzのディスプレイを比較

Redmi Note 10 ProとRedmi Note 9Tのディスプレイを比較した動画です。120pで撮影した動画を60pに変換しているため再生速度は2分の1のスロー再生です。

下記は動画のスクリーンショットですがRedmi Note 10 Proの方が9TよりもUFOのブレが少なく滑らかな描写なことがわかると思います。

バッテリー持ちを比較

120Hzディスプレイで気になるのはやはり電池持ちだと思います。滑らかな動きを実現するために普通のディスプレイより高速で画面を更新することになるので当然その分負荷が大きくなります。どの程度その影響があるのかテストをしてみました。

テストはPC Markでバッテリー残量が100%から20%になるまでの時間を測定しました。測定の条件はベンチマーク、モニターアプリ以外は事前に終了し、モバイル通信オフ、WiFiオン、Bluetoothオン、GPSオン、同期ON、NFCオン、輝度自動調整オフ、輝度100%、音声ボリューム0の状態に設定。測定時の部屋の気温は16~20℃でした。テスト端末はRedmi Note 10 proの120Hzモードと60Hzモード、Redmi Note 9T、Redmi Note 9Sです。

ではテスト結果です。

やはりRedmi Note 10Proは120Hzモードだと電池持ちが悪化することがわかります。120Hzと60Hzの1時間20分の差は単純に考えたらリフレッシュレートによる影響は大きく電池が持たないという結論になります。しかし、実際の使い方として7時間連続で使いっぱなしというのはまずありえません。学校や仕事がある人ならば昼間そんなに使うことはないと思いますし、休日の朝から外出の場合でも家に帰る前にバッテリー残量が0%になるのはポケGoみたいなゲームをずっとしない限りそうそうないんじゃないかと思うので120Hzモードでどんどん使っていった方が良いんじゃないでしょうか。

ディスプレイの見え方を比較

120Hzディスプレイという点ばかりフューチャーしていますがRedmi Note 10 Proは液晶ディスプレイではなく有機ELディスプレイ採用です。そうなるとやはり色の鮮やかさやハイコントラストな描画にも期待が掛かると思うので液晶ディスプレイの9T、9Sと比較してみました。






比較ではやはり有機ELのRedmi Note 10 Proの方が鮮やかでコントラストが高く見えます。また角度をつけてみると液晶ディスプレイの9S、9Tは若干もやのような白みがかった色に変わっています。実際の使用でそんな角度から見ることはないと思うので気になることは少ないかもしれませんが・・・。

また9Sと9Tは白が緑色っぽくなっていますが、実際の目で見た感じではRedmi Note 10 Proの方が緑色っぽく見えました。写真では逆に見えますが実際は違うので注意が必要です。

直射日光下での見え方

有機ELの弱点としては輝度が上げづらく日中の視認性が悪い事です。しかしRedmi Note 10 Proは1200nitというハイエンド端末並みの高輝度な有機ELディスプレイを搭載しているのでおそらく日中にも強いと思われます。実際のところはどうなのかテストしてみます。

9S、9Tと一緒に直射日光下に置いてみての比較です。

こうしてみるとどれも見づらいのですが液晶の9S、9Tよりは見やすくかなり高輝度な有機ELというのが分かります。

まとめ

ミドルレンジスマホのRedmi Note 10 Proですがディスプレイに関しては同クラスのスマホから飛びぬけて高い性能でハイエンドを脅かすレベルだと感じます。120Hzモードにすることで電池持ちが悪化するというのはありますが、使用しているときの滑らかに動く気持ちよさ、快適さというのには代えがたいものがあり一度使うとなかなか離れられなくなると思います。もちろん60Hzで電池持ちよくするという使い方もアリだとは思うので最終的には各々の判断ですが個人的には常時120Hzモードで使用することを推します。

そしてRedmi Note 10 Proはディスプレイ以外にも良い部分はたくさんあるので今後それらの部分についてもレビューしていきます。

外観レビューはこちらから

自己紹介

とんがり(@Tongari_gadget)

普通の会社員をしながらスマホを中心としたガジェットやデジカメ、オールドレンズについてのブログを書いています。

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