増える50mmレンズ
レンズ情報
発売:1972年レンズ構成:5群6枚
最短撮影距離:0.45m
開放-最小絞り:F1.8-F16
絞り羽根:6枚
フィルター径:49mm
マウント:OMマウント
このレンズは調べた限りでは5世代あって第1~3世代まではシングルコートで、第4世代以降はマルチコートになっています。
さらに第5世代は鏡胴がプラになってレンズ構成も変わっているようです。
1~3世代の見分け方は銘板の表記とレンズ先端の飾りの色で見分けることが出来ます。
(OMマニアさん参照)
レンズ確認
レンズ内のホコリはほどほどですが肉眼でも見えるカビの痕があります。銘板は"M-SYSREM"なので初期型に当たるようです。
側面のローレットはダイヤ型で他メーカーの同形状ものより溝が深い気がする。
強い光を当ててみたところ。
前玉は結構綺麗。
後玉側は凄く汚い。一応クリーニングはしたものの完全に除去できず。
絞り形状は六角形
α7R IVにレンズを取り付けたところ。
オリンパスレンズってコンパクトなのがいいですね。
作例
今回はα7R IVの設定をAPS-Cモードしたまんまずっと撮ってしまったので35mm換算で75mm相当の写真になってます。開放とF8で比較すると開放は等倍で見たらディテールは少し甘いですが悪くなく十分な感じはします。
絞ると六角形なので玉ボケも六角形になってます。
逆光には弱くてフレアは出やすい傾向です。
後期型のマルチコートの仕様ならもう少し逆光に強いのかも。
下の写真は背景にフレアっぽいのがうっすら出ています。
ボケは綺麗な気がします。
その他の作例はこちら
まとめ
オリンパスのオールドレンズは今でも人気なのでF1.2やF1.4などの明るいレンズは結構高いですが若干暗いF1.8だと手ごろな値段です。自分が買った個体は状態が悪かっため安かったです。
そのわりに実写でもたいして影響は感じなかったので結果オーライという感じです。
オリンパスレンズはコンパクトなサイズなのが多いので良いのを見つけたら積極的に狙って行きたいところ。(安かったら)