オールドレンズ11本目 Minolta Auto ROKKOR-PF 1:1.4 f=58mm

2020/05/02

Minolta オールドレンズ レビュー

t f B! P L
ミノルタのクセ玉




概要

最近オールドレンズレビューはご無沙汰でしたが、また再開しようかなと思います。
コロナで暇なんでね。。。
というわけでオールドレンズ11本目はクセ玉と評判に惹かれて買ってみたミノルタのAuto ROKKOR-PF 58mm F1.4です。


レンズ情報

発売:1961年
レンズ構成:5群6枚
最短撮影距離:0.6m
開放-最小絞り:F1.4-F16
絞り羽根:8枚
フィルター径:55mm
マウント:SRマウント(MC/MD)

SRマウントの標準レンズで
なんといってもF1.4という明るさが特徴。絞り羽根は8枚で標準的なレベル。
最短撮影は0.6mなので50mmより長い58mmという画角を考えてもあまり寄れない感じです。
また製造年で微妙に違いがあり前期型と呼ばれるものが3種類、後期型と呼ばれるものが種類あります。
形状や表記が微妙に違うのに加えて、絞りプレビューレバーがなかったり、コーティングに違いがあるようです。
自分が買ったものは絞りが二段表記なので前期型の中でも一番古い物です。


レンズ確認

写真だと分かりづらいですがミノルタレンズのお決まりのACコーティングが施されており緑のROKKORが健在です。
外観は塗装のハゲや文字かすれはありますが50年以上前のレンズなのでこんなもんだと思います。


絞りはF2くらいまでは丸いですがそれ以上はカクカクしてきて8角形になります。
また羽根は大昔レンズなので金属羽根で少しスレが目立ちます。


普通に絞り環を回すだけでは絞られないのでレンズの側面に絞りプレビューレバーを動かす必要がありました。
自分が買ったこのレンズは絞りレバー周りの機構が若干壊れていて絞りを動かすのにコツがいるので撮影するのにテンポが悪いのが玉に瑕でした。


レンズ内に埃が入っていたり、少しキズは有ったものの抜けは結構良さそうに思いもいます。



作例

このレンズがクセ玉たる所以は開放で撮ったときのやわらか~い描写と玉ボケがバブルボケだと思います。
開放で撮った写真とF8まで絞った時の比較ですが、開放は描写が甘くふんわりしてます。
F8まで絞るとキリっとした描写になってきます。
左が開放で右がF8の写真

こんな感じで開放は描写甘いのでピントを合わせるのに多少苦労します。

上側に玉ボケの輪郭がはっきりしているいわゆるバブルボケが出ています。
ボケ味としてはボケる物によってはうるさい感じがします。
SANP_200501_Rokkor58mmF1.4 (26)

こういう写真撮りがち
SANP_200501_Rokkor58mmF1.4 (9)


その他作例はこちらから
撮影に使ったα7R IVはデフォで彩度高めなのですがこのレンズで撮影すると全体的に色は淡く感じます。
Minolta Auto ROKKOR-PF 58mm F1.4

まとめ

暇なので散歩でオールドレンズレビューをしばらくやってこうと思います。
ミノルタ以外にも集めてたので玉はいっぱいあることですし。

自己紹介

とんがり(@Tongari_gadget)

普通の会社員をしながらスマホを中心としたガジェットやデジカメ、オールドレンズについてのブログを書いています。

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