64MPってすごない?
概要
買う買う言ってたRedmi Note 7は結局買わずじまいでほったらかしにしていましたが、今回、急きょ中国出張時に行くことになったタイミングでRedmi Note 8 proなるものが発売されていたので衝動買いしてしまいました。
本当は下位モデルの6GB+128GBが欲しかったのですが緑色の在庫が最上位の8GB+128GB版(約2.7万円)しかなかったためそちらを購入しました。
(高い方買わされた感ある。。。)
というわけで少し使って思ったこと書いていきたいと思います。
チープさ消えた良デザイン
全体的にはRedmi Note 7 Pro(RN7P)に比べて質感がよくなっていてK20系に近い質感になっています。また前面、背面の両面にゴリラガラス採用されていてカッターでガリガリしても傷つかない強度を誇ってます。
(ショップの店員がカッターでガリガリ削る実演をしてくれた)
ディスプレイ
ディスプレイはフラグシップで採用されている有機ELでは廉価機らしく液晶ディスプレイです。解像度はFHD+なので一般的なものです。
液晶ながら十分な綺麗さは保っています。
水滴ノッチ付近の輝度ムラが若干見られます。(分かりづらい写真ですみません)
性能
Redmi Note 8 Pro(RN8P)はSnapdragonではなくMediatekのHelio G90Tを搭載しています。Antutuのスコア上は競合となりそうなSnapdragon 730搭載機よりもいい数値を叩き出しています。
ネット上の口コミでは熱暴走の不具合があるらしいのでベンチマーク後にモニターアプリでCPU温度を見てみたところ50℃くらいありました。
(上のベンチマーク画像だと64.8℃になっていますが一瞬で50℃未満になるので表示が怪しい)
熱暴走とまではいかないですが少し高い気がします。
本体を触ると丁度カメラ脇のSoCがある部分がほんのり熱くなっていました。
Youtubeの熱暴走の検証動画を見ても負荷を掛けて40~50℃くらいなのでそんなに問題ではないと思います。
また充電時もそこそこ温度が上がり50℃前後になっていました。
64MPカメラの実力は?
画素数だけなら先日発売されたフルサイズミラーレス一眼カメラSony α7R IV超えの64MPというお化けスペックです。実際に撮ってみると解像感は優れているように思いますが高画素化の影響で全体的に暗めの写真になっています。
Galaxy S10+の写真と比較するとわかりやすいと思います。
Redmi Note 8 Proの64MPモードで撮った写真
続いてGalaxy S10+で撮った写真
ピーカン照りな昼でも暗いので夜景はかなり弱くノイジーな写真です。
これらのことに加え高画素が故にファイル容量が20~30MBと巨大で扱いにくいので基本的に64MPモードは使わなくても良いかなと思います。
また64MPのセンサーを利用して25倍ズーム機能があると聞いて試してみましたが今のカメラアプリだと10倍どまりでした。
改めてWeiboの告知写真を見たら画像を拡大してもくっきり見えるというのをアピールしてるだけでカメラに25倍ズーム付くわけではないようです・・・
ちゃんとソース元を見ないとだめですね。。。
もう少し64MPモードで撮った写真をFlickrに上げました。
左下にウォーターマーク無いのはGalaxy S10+で撮った写真です。
Redmi Note 8 Pro vs Galaxy S10+
※ファイルサイズ大きいので注意※
64MPカメラだけじゃない豊富な撮影モード
超広角レンズ、望遠レンズ、マクロレンズに加えてポートレート、ナイト、パノラマなど一通りのモード搭載しています。ちなみに基本の撮影モードでは画素数は1600万画素となります。
(4ピクセルを1ピクセルとして扱っているため)
通常モードでは明るいところでの色再現はかなり良好で見たままの色に近い写真です。
AI使用すると少しビビットな仕上がりになる傾向があります。
暗がりではハイエンド機と比べるとやはり落ちるもののSNS利用なら十分な画質はあります。
(1~3枚目は標準、望遠、超広角の順、ほかは標準)
面白かったのはマクロモードで照明の位置によっては本体の陰に被写体が被ってしまう位寄れます。
下の写真は50元札をマクロモードで撮ってみたものです。
ナイトモードはそれなりに明るく撮れていますがノイズが多く綺麗とは言えないです。
指紋認証センサーは少し小さい
後ろの出っ張りが高すぎるのとセンサーサイズが小さいため指を当てづらい印象。ケースをつけると多少ましに感じます。
解除のスピード自体は今までと変わらず早いです。
電池持ち
RN8、RN7Pと比較して電池容量が500mAhアップして4500mAhと大容量のバッテリー搭載です。しかしRN8Pに搭載されているHelio G90Tはプロセスルールが12nmなのに対してRN7Pに搭載されているSnapdragon675やRN8のSnapdragon665は11nmなので実際は容量UPほどは感じないかもしれません。
Band6(ドコモプラスエリア)への対応状況 追記有
最近のXiaomi端末は特に何か弄らずともBand6を使用できます。しかしRN8PはSoCがMediatekなのでどうなのか気になる人がおおいのではないかと思うので日本に帰ったら検証してみます。
もう少し待ってね。
(9月18日 追記)
→更に追記
再度試してみたのですがアプリ上では確かにband5に繫がってるように見えますが通信がうまく行っていないようです
つまりダメ。。。
カスタムROMへの対応
プラスエリアと同じく買うときに何も考えていなかったのですがSoCがMediatekだとカスタムROMってどれくらいあるのかちょっと不安な部分です。しかし、過去のMediatek製SoCを搭載した小米端末を見てみると全くないわけでないので安心していいと思います。
インド版の発売もあるらしいので最悪グローバルROMが焼けると思うので問題ないでしょう。
Redmi Note 7 proやRedmi Note 8と比較
RN8Pは電池容量UPや画面サイズが大きくなっていることもあり若干サイズ・重量が上がっています。
SoCも前述したようにSnapdragon系からMediaTekに変更されているのでSnapdragon系にこだわる場合はRN7PかRN8にしておいた方が良いです。
カメラ重視するならリアカメラの数が2個から4個に増えていて、64MPに対応しているRN8Pがお勧めです。
ライバルメーカーの機種と比較して
Realme、VIVO、Huaweiから似たような価格帯で新機種が発売されるのでそれらとの比較自撮りを重視するならVivo Z1Xには負けるものの値段とスペックを総合するとRN8Pは一番バランスが取れていると感じます。
まとめ
64MPという化け物解像度なカメラを搭載していてSoCもミドルクラスなのに2万円位から買えちゃうのは相変わらず中華勢は凄いなと感じます。今回Mediatek製SoCを採用してるわけですが後からSoCをSnapdragon、カメラセンサーをソニー製にしてRedmi Note 8 Pro "S"とかいうのを発表しそうな気がするのは自分だけでしょうか?
また近々画素数が64MPどころか100MP越えるカメラを搭載するらしいですがそんなにいるかな・・・