シャオミのプロジェクター Mijia Projector Youth Edition (米家投影仪 青春版)をレビュー

2019/05/04

Mijia Xiaomi ガジェット レビュー

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人生初めてのプロジェクター購入


概要

米家(Mijia)はフルHDの小型プロジェクターや4K対応のレーザープロジェクターをすでに発売していてこれはそれらの廉価版に当たる機種です。当初は定価2699元でしたが値下げして2399元(約4万円)で売っているようです。元々プロジェクターには興味を持っていたため思い切って買ってみたので用してみての感想を書いていきます。

コスパ十分なスペック

プロジェクターのスペックで気になる点といえば明るさですがこのプロジェクターの明るさは500ANSIルーメンです。ANSIルーメンって何?って感じですがWikipediaによると

ANSIによる計測方法
プロジェクタの光源の発する光束の計測方法がANSIによって定められている。投影面を縦3×横3の9分割にし、それぞれの面の平均照度(単位 ルクス(lx))を計測する。それに投影面の面積(単位 平方メートル(m^2))をかけて光束を求める。 
[lx]=[lm]/[m^2]であるので、ルクスに平米を掛けるとルーメンになる。この計測方法で求められた光束のルーメン値を特にANSIルーメンと称する。
ルーメン Wikipedia 

だそうです。明るい部屋でも視認可能となると500ANSIルーメン以上あれば良いらしいです。実際に明るい部屋でも視認できるか後ほど検証してみたいと思います。

そのほか特筆すべき特徴はコントラスト比1200:1、30000時間使用可能なLED光源、HDR10対応、Bluetoothリモコン付属、MIUI TV搭載、DOLBY Audio対応、3D対応などLite版とは思えないくらいです。定価が中国だと4万円くらいなのに対してこれと同レベルの物を日本で買おうとするともっとするんじゃないでしょうか?

コンパクトなデザイン

大きさはH150xW115xD150とコンパクトなサイズです。iPhoneXRと比較するとこんな感じ。


背面には4K対応のHDMI、USB3.0、ヘッドホン、電源の端子があります。電源は100-240V対応なので日本でもしっかり使えます。

端子間の距離が近いためfireTVやスティック型PCを直接挿すとUSBポートが使えなくなるので注意です。

本体裏側にはネジ穴が有るので三脚に乗せてディスプレイの裏に設置しています。

付属のリモコンには最新のfireTV用リモコンのようにAIマイク搭載ですが中国語なので使用は難しい。

fireTVとのリモコンと比較。ボタンが少なくさらにシンプル。

動画鑑賞に十分な画質

部屋を真っ暗にして実際に映し出してみたところの写真です。スクリーンは持っていないので壁に映し出しています。ネイティブ解像度はフルHDですが入力解像度は4Kにも対応しています。


なかなか綺麗ですね。プロジェクター自体初めて買ったので他と比較出来ないのですが家で見る分には十分な画質をもっていると思います。

次は部屋の照明の明るさ最大してみたところです。


見辛いですが一応視認できます。500ANSIルーメンなだけはあります。

こちらは部屋の照明を少し暗くした状態


若干明るさが足りない気がしますが一応見れない事もないです。このテストは夜間に行ったものなので日中はカーテンを閉めて部屋暗くすることをお勧めします。

投影サイズはスクリーンから2mで80インチ相当、2.5mで100インチ相当、3mでは120インチ相当の大きさになります。他にもプロジェクターに必須な台形補正や上下左右反転投影などをサポートしています。

あまり角度付けて設置すると台形補正が効かなかったり、最初はフォーカスがあっているのに徐々にAFがずれてピンボケな映像になったりするので設置には注意が必要です。
ちなみにスピーカーですがそれなりの音が出るものの普通のアパートに住んでいるのであまり大きな音を鳴らせないのであまり真価を発揮出来ていません。。。Bluetoothイヤホンだと遅延が気になるので困ったところです。

追記:投影面に対して斜めに設置すると微妙に焦点がずれてくる

フォーカスは自動で合わせてくれるのですが、視聴してると投影している映像の下の方がだんだんぼやけてくるのに気づきました。
色々試してみた結果、投影面に対して角度を付けて設置しているのが原因でした。
壁に投影するのに上の写真の様に若干見下ろす形で斜めに投影すると映像の上と下でだんだんフォーカスがずれてくるようです。

HDMI入力、ワイヤレスディスプレイに対応も・・・

搭載されているMIUI TVは中国語ですしコンテンツも中国向けなので基本的な使用方法としてはPC、fireTVなどをHDMI接続するかスマホやタブレットからWifiで飛ばしてコンテンツを映し出すという形になると思います。有線で出力するにはHDMI端子にfireTVなりPCを接続するだけなので簡単です。

一方ワイヤレスディスプレイですがMi8と接続してみたのですが音声にノイズが入ったり
映像が乱れるなど安定性に欠けます。しかし、iPad Proと接続するとそういったことは起こらず安定していました。ここら辺は機器同士の相性でしょうか?またタブレットやスマホからのAmazonプライムビデオなどのDRMコンテンツは有線・無線にかかわらず見ることができませんでした。

ソフトやコンテンツは中国向けばかり

OSはAndroid TV 6.0がべースのMIUI TVがインストールされています。
プリインストールアプリはほとんどが中国人向けアプリでギャラリーアプリやMiTVのメンテナンスアプリなど以外はあまり使い道が無いです。そこでスマホと同じようにサードパーティアプリをインストールすることで対応します。

インストールする方法はPlayストアが無いのでUSBにインストールしたいアプリのapkを入れてファイラーから直接インストールする方法とAptoideという野良アプリストアをインストールしてそこからアプリをインストール方法があります。スマホ用アプリは正常に起動しないものが多いのでAndroidTV用apkがあるものはそちらを入れることをお勧めします。ちなみにプライムビデオはインストールはできましたがログインができず使用不可でした。

まとめ

基本的にはHDMI端子にfireTVを接続したり、iPadからWifiを使って画像や映像を映し出すことが多いですが、単体で見てもスペックが高い、機能も多い、アプリも後から追加可能なのでコスパはかなり良くこれと同等品はなかなか無いのではと思います。プロジェクターなので映すスペースを作れさえすれば大画面でコンテンツを楽しむことが出来るのは魅力的です。

 余談ですがプライムビデオの番組はグランドツアーがおススメです。車番組なんですが別に車が好きじゃなくても楽しめる番組。ジェレミー、ハモンド、ジェームズのおっさん3人組がまじめにバカなことをするのは下手なお笑い番組より笑える。

自己紹介

とんがり(@Tongari_gadget)

普通の会社員をしながらスマホを中心としたガジェットやデジカメ、オールドレンズについてのブログを書いています。

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