Galaxy S10+(Plus)がやってきた
全体的なデザイン
パンチホールに加え画面内指紋認証を採用することで先んじてフルスクリーンディスプレイを採用していたライバル中華メーカーに肩を並べるデザインとなりましたね。カメラが中央に横一列に3つ並んでいるのはあまり好みでは無いですが背面のカラーは美しい仕上がりです。
ノッチではなくパンチホールを選んだサムスン
Galaxy S10シリーズの特徴でもあるパンチホールタイプのフロントカメラですがPlusはフロントカメラがデュアル仕様なのでS10/に比べてパンチホールが大きいですが先にパンチホールを採用したGalaxy A8sのような無駄にデカイ訳ではないです。
しかしながら、普段隠れているデュアルカメラは動画などをフルスクリーンで見る場合はしっかり認識できてしまうのでやはり邪魔に感じます。
フルスクリーンにすると普段隠れているパンチホールとご対面
ディスプレイは素晴らしい色表現だったりするのでちょっと惜しい気がします。
ちなみにノッチをコケにする動画を公開していたサムスンですが廉価機種にはノッチを採用したりしてます。。。
パンチホールを使ったネタに走る壁紙
パンチホールを利用したネタ壁紙が量産されており金正恩のネタ壁紙が特に人気S10+買ったら一度はこれやりたいよね pic.twitter.com/46IUsdPqEZ— とんがり (@Tongari_gadget) March 18, 2019
Exynos9820の実力は?ベンチマーク結果
S10シリーズに採用された新SoCのExynos9820はantutu、Geekbenchともに高い数値です。またストレージですがUFS3.0では無くUFS2.1です。
UFS3.0はGalaxy Foldまでお預けのようです。
ベンチマーク結果は同じUFS2.1搭載のOnePlus6より高い数値となっています。
左がGalaxy S10+、右がOnePlus6
Exynos版とSnapdragon版とで微妙に違いがあるので購入するときは確認必要です。
Exynos版とSnapdragon版の違い
CPUの処理能力→Snapdragon版の方がベンチマーク上は高い数値対応バンド→Snapdragon版はプラスエリア(有効化には作業必要)、CDMA2000に対応
カスタムROMへの対応→S9までの傾向ではExynos版の方カスタムROMが豊富
電池持ち→詳しいレビュー待ちですがsnapdragon 855はプロセスルールが7nm、Exynos9820は8nmなので一見するとsnapdragon版の方が電池持ちは良い?
音質→例年Snapdragon版はSoC標準搭載のDACを使用しているのに対しExynos版は専用DACを別搭載して高音質
詳細情報はまだ有りませんが今回も同様だと思われます。
基本的には対応バンドの仕様が特殊な国(主に日本、アメリカ、中国)で販売されるGalaxyは
Snapdragon版であることが多いです。
日本で使う分にはこだわりがない限りキャリアで販売する端末かSnapdragon版SIMフリー機をおすすめします。
One UIと指紋認証は慣れが必要
画面内指紋認証なのですが慣れていない最初は失敗が多くちょっといらいらさせられました。慣れると大体一発で成功するようにはなりましたが前より失敗する確率は上がったかなぁと感じます。
認証速度は反応まで少し間が有りますが反応後は早いです。
顔認証と合わせて使うのがベストだとおもいます。
指紋アイコン以外の部分は反応しないので慣れないうちはよく認証失敗する
One UIはジェスチャー操作メインになっていて直感的な操作ができますが、iPhoneや他のスマホのジェスチャーに慣れていると若干使いづらい印象を受けます。
(例えばアプリ履歴の呼び出し等)
またナイトモードが追加されていていわゆる流行りのダークモードです。
適応すると黒を基調としたUIとなります。
左が通常、右がナイトモード
デフォルトのアイコンはダサくなったというか分かりづらくなった気がします。
カメラ
適切なホワイトバランスが選択されるので実際に目で見る色に近い仕上がりです。ダイナミックレンジが広く逆光に強いです。
またGalaxy S9 Plusに搭載されていた可変絞り機能は引き続き搭載されています。
撮影はすべてオートで行っています。
通常モードとズームモード比較
左が通常、右がズームモード
通常モードと広角モード比較
左が通常、右が広角モード
他デバイスにワイヤレスで給電可能
S10にはワイヤレス充電対応機器に給電機能があります。Galaxy WatchとiPhone XRに給電出来るか試してみたところちゃんと給電出来ました。
充電効率はあまり良く無いのであまり有用性は感じないですが緊急用といった所だと思われます。
ようやくBixbyボタンにアプリを割り当てできるようになったものの・・・
BixbyはS8時代からのお付き合いですがほとんどこの機能は使ったことないです。Bixbyボタンの必要性に疑問を感じていましたがようやく今回からサードパーティアプリを使わず任意のアプリを割り当てできるようになったものの、任意のアプリを割り当てるにはBixby voiceを一度有効化する必要があります。
この有効化が少し厄介でBixby Voiceが日本国内では利用できないようになっているためBixby voiceの有効化がそもそもできず設定もできないという罠があります。
対策としては一度SIMを抜いてVPNで対応している国から繋いで有効化という方法があります。
私はちょうど中国に行くことになったため中国のSIMで繋いで有効化しました。
有効化すると下の画像のように設定可能です。



入れとくと便利なアプリ
BxActions
全然使えないBixbyボタンを無効化したり他のアプリを割り当てるアプリ。デフォの設定より柔軟な設定ができるためお勧めです。
Adhell3
Galaxy専用広告除去アプリ。邪魔くさい広告を一掃できるので導入は多少手間だけれどおすすめ。
Galaxyを使用しているなら入れないと勿体ない!
まとめ
GalaxyはFolder2以来なので約一年ぶりの購入、フラグシップとなるとNote8以来です。懸念していた指紋認証も最初は苦労しましたが慣れればどうということはなかったです。
性能的にもExynos9820は以前一度購入したS8 Plusに搭載されていた8890と比べるとさすが大分レベルアップしていました。
8890はゲームしていると熱だれで動作がカクカクになりやすくS10 Plusはそういった挙動がほとんどなく優秀です。
(一度ベンチマーク測定後、アプリアプデしつつSpotifyで音楽をダウンロードしてゲームもしていたらカクカクにはなりました。。。)
今後のスマホ業界は5G対応スマホ、折り畳みスマホなど新しい世代となる端末が出る予定で現行世代のスマホは一旦区切りの年となりそうですが、Galaxy S10シリーズはその現行世代の中では当面は最高峰の端末になると思います。
5Gスマホ、折り畳みスマホは楽しみなものの右肩上がりで上がっていく値段はちょっとネックですかね。