Honor Note 10 レビュー:ターボ搭載のハイスペックなファブレット

2018/09/04

Huawei レビュー 中華スマホ

t f B! P L
Mi MAX 3に続きほぼタブレットなスマホを購入



概要

Honor Noteシリーズの最新機種であるこの機種はHuaweiの現行フラグシップと同様の
Kirin970搭載に加えRAM6/8GB搭載、ストレージ64/128/256GB搭載でPシリーズとMateシリーズに負けないくらいのスペックを持っています。

また水冷パイプ採用、有機EL、ステレオスピーカーなども揃えていますがなんといっても
Honor Note 10の目玉と言えばターボ機能だと思います。

Kirinはずっとゲームに弱いと言われ続けてきたのでHuaweiも思うところあったのでしょうか?

今回はそれらを含めて数日ですが使用した感想を書いていきたいと思います。

デザイン

カメラが少し出っ張っていますがほぼフラットデザインで昔のXperiaを彷彿とさせます。ツルピカな背面は高級感ありますが指紋ベタベタつくのが玉に瑕です


側面にはシャッターボタン兼Turboボタン


ステレオスピーカーで上部と下部にそれぞれスピーカーがあります。
 

Honor 9 Liteと比べると青色が濃いですね。



ハードウェア

まず目を引く6.95インチのディスプレイですが。HDR10対応の有機ELディスプレイを搭載しています


Galaxy S8、OnePlus6、Find Xとの比較ですがHonor Note 10はデフォだと青っぽい印象を受けます。


ディスプレイの色は好みで調整ができるので大丈夫かと思います。

また前述したようにステレオスピーカーなので動画鑑賞にももってこいです。ただしイヤホンジャックがないためスピーカーを使わない場合はBluetoothイヤホンや付属しいてくるUSB Tyep-Cへ変換コネクタ等を使用する必要があるので要注意です。

次に性能的な部分ですが各種ベンチマーク結果が下記の通りです。


Antutu20万点はSnapdragon835と同じくらいの数値です。ストレージはUFS2.1なので高速ですね。

指紋認証、顔認証はHuaweiの機種らしく高精度、クイックレスポンスでレベル高いです。
GPSは誤差4mなので実使用上は問題ないレベルかと思います。


電池に関しては5000mAhとMi MAX3に及ばないものの大容量搭載なので電池持ちはすこぶるいいです。

ソフトウェア

OSはAndroid8.1をカスタマイズしたEMUI搭載です。プリインストールアプリは中華関係アプリがたくさん入っています。PlayストアはAppGalleryからダウンロードすることで導入可能です。


独自OSでカスタマイズ性はそれなりにあるものの最近の標準になりつつあるフルスクリーンジェスチャの設定がないのは個人的にマイナスです。ナビバーは有機ELディスプレイの焼き付きのもとになるのであまり出したくないのですが隠したら隠したでなにかと不便になるので絶対フルスクリーンジェスチャはあった方がいいです。
→アップデートでフルスクリーンジェスチャー対応しました!
 
 

実際の使い勝手としてはHuawei端末ではGoogleマップがカクつくという話を何度か見かけましたがHonor Note 10ではそういったカクつき現象はありませんでした。

またDRMの対応についてはDRMinfoで確認したところ中華スマホにしては珍しくL1に対応していて好印象です。

CPUターボ、GPUターボの実力は?

Kirinの弱点ともいうべきGPUの貧弱さを補うために新しく搭載されたGPUターボ機能。
これに加えHonor Note 10ではCPUにターボ機能があり、それらをすることでそれまでカクカクだったゲームがヌルヌル動くうえに電池の消費量まで抑えられるという夢のような機能ですが実力はどうでしょうか?

まず使い方ですが、Game Suiteというアプリにゲームを登録することでGPUターボが有効にできます。(ゲーム以外も登録できる・・・)
 

ターボは初期はOFFになっているので横に付いているターボボタンを押すと画面上にTurboボタンが表示されるのでそこでONにできます。


実際にFGO、PUBG、OVERHIT、プロスピA、リネージュで使用してみた感想ですが劇的に動作が変わるということは無いものの派手なエフェクトが出たときに一瞬カクつくなどの現象がほとんど発生しなくなったように感じました。

また省電力面での効果はあるのかないのか微妙で1時間ゲームをプレイしてから電池残量を確認したところOFFだと90%→80%、ONにすると90%→81%でした。

今回テストしてみて気づいたのですがプロスピAはKirin搭載端末と相性が悪いのか3Dモデルが微妙に汚く操作にも違和感があって、投球カーソルやミートカーソルの動きが鈍いように感じました。比較するのは酷かもしれませんがOnePlus6ではそういう感じは全くないです。
比較画像あげておきます。




よくプレイしているプロスピだから気づいたのですが他のゲームでも気づいていないだけで
似たようなことはあるのかも・・・

動画付きで比較しましたのでこちらもどうぞ
Honor Note 10 CPU&GPUターボの実力を再レビュー

カメラ

食べ物の描写が昔のHuawei端末(mate9とか)に比べてだいぶ良くなった印象です。街並は曇りだったこともありますが暗めの印象です。
  
  

DSDVの対応状況

試してみましたが日本のSIMだとそもそもVoLTEはデフォルトでは利用できないようです。Root化なりして強制的にVoLTEの項目を表示する必要があるそうです。


PCモード対応

Honorシリーズとしては初となるPCモードに対応しています。しかし、ドッキングステーションが必要になるのでまだ試せていないです。純正は6000円でちょっと高い。。。GalaxyみたいにHDMIとTYPE-Cを繋げられるものなら純正じゃなくてもいけるのかな。

まとめ

目玉であったターボ機能ですが確かに一定の効果はあるものの事前情報や素でゲームに強い
Snapdragonの上位あたりと比較してしまうと物足り無く感じてしまう部分もありました。

しかし、7インチクラスでAntutu20万点超えのハイスペック機種は今のところこの機種以外ないので十分に購入検討の余地はある機種だと思います。

次回はいろいろ立ち位置が被っているMi MAX 3とHonor Note 10の比較していきたいと思います。

自己紹介

とんがり(@Tongari_gadget)

普通の会社員をしながらスマホを中心としたガジェットやデジカメ、オールドレンズについてのブログを書いています。

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