BlackBerry KEY2 レビュー: KEYoneから順当にアップデートされた後継機

2018/09/17

Blackberry SIMフリースマホ(国内) レビュー

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KEYoneの後継機が日本発売されましたので早速買いました



概要

物理キーボード付きの端末が絶滅しかけている中、キーボード付き端末を作り続けているBlackbBerry。(現在はTCLへの委託ですが)
今年も去年のKEYoneに引き続き物理キーボード付き端末を発売しました。
早いところでは7月頃に販売されていて日本版も心待ちにしていた人が多かったと思いますが、なかなか日本での発売日が決まらずやきもきさせられました。
だんだん海外版に心が傾いてきた矢先に代理店であるFOXからようやく発売日の発表があったため早速予約&購入しました。

そんなこんなでまだ使用して1週間ほどですが使用感を先代のKEYoneと比較しながらレビューしていきたいと思います。

デザイン

開封&外観写真
  
  
  


KEYoneと比較すると角ばったデザインになりスタイリッシュになってます。
 

KEYone、Passport SEと比較。Passport SEに寄せた印象がするデザインです。


画面サイズ自体はKEYoneから変わらず4.5インチですがキーボードが大きくなり、表面は非光沢仕様でBlackBerry Passport SEに近い質感のキーボードになりました。
光沢があると指紋が気になるのでこちらの方が好きです。
またナビゲーションボタンもLEDでの点灯式に変わりました。


厚みが薄くなって重さは12g軽くなっており持ったときかなり持ちやすくなった印象を受けます。


ハードウェア

まず各種ベンチマーク結果です。
  

SoCがSnapdragon 625からSnapdragon 660に変わってるためスコアは飛躍的上がっています。
使用感もSD625を搭載しているKEYoneよりもサクサク動くようになりました。

KEYoneでは画面にフィルムを張るとナビゲーションボタンの反応がガタ落ちしていましたがKEY2では解消されています。
バッテリーは変わらず3500mAh搭載で電池持ちは良いと思います。

KEYoneに引き続き便利キーがというショートカットキーが付いていますがKEY2から電源ボタンが便利キーと同じ右側に移動したためよく押し間違いしていしまいます。。。
便利キーは言うほど便利じゃないので廃止でも良かったかなあ。

(左から便利キー、電源ボタン、ボリュームボタン)

また今のところ日本版はシルバーモデル(BBF100-8)に限りデュアルSIM対応しています。
ブラックモデル(BBF100-7)はストレージ容量が倍の128GBあるかわりにシングルSIMとなっています。

一般的なデュアルSIM機と同じようにSIM2はmicroSDとの排他利用です。


去年KEYoneでスペックアップ版が後から出たことを考えると、KEY2もシルバーの128GBシングルSIM版、ブラックの64GBデュアルSIM版が出そうな気がしないでもないです。

ソフトウェア

BlackBerry関連のアプリがいろいろインストールされています。


BlackBerryらしいセキュリティ重視なアプリやメール、メッセージ、スケジュール、Twitter等のSNSを統合できて便利なHubなどがプリンストール済。
IMEアプリはBlackberry キーボードとiWnn IMEがインストールされています。
これらに関してはキーボードの項目で後述します。

カメラ

ポートレートモードやデュアルカメラを生かしたズームモード、AF精度の向上など一応のアップデート感はあるのですがネット上で言われているようにあまり良くないです。
明るいところではマシなのですが暗いところだとノイズが目立ちます。
 

もう一つ欠点として挙げられるのがAF音とシャッター音がめちゃくちゃデカいことです。
尋常じゃなくデカいです。
iPhone7が日本で発売されたときシャッター音デカすぎで話題になりましたがあれくらいデカいです。
海外モデルは設定で音を消せるようですが日本モデルはシャッター音を消せないのでしょうがなく無音化アプリを入ました。

キーボードの使用感

KEYoneと比較してキーが大きくなっているため押しやすくなっています。
またKEYoneと同様にキーボードにセンサーが搭載してありスワイプでWebページのスクロールやIME文字入力時にカーソル移動ができるのは便利です。
(カーソル移動は対応していないIMEあり)

KEYoneとくらべてセンサーの感度が良くなっており上下のスクロールはかなり使いやすくなっています。
また今回右Shiftキーを廃止して他のキーと同時押しでアプリ起動できるショートカットキー(スピードキー)が変わりに追加になっているため右側Shiftを多用していた人はちょっと戸惑うかもしれないです。

プリインストールされているIMEアプリですがBlackBerryキーボードは変換をスワイプで決定できたりクリップボード履歴表示などいろいろ機能あるのですが日本語入力環境ではかなり使いづらいです。
 

例えば普通のPCのキーボードはスペースキーで変換選択、Enterで確定すると思いますがBlackBerryキーボードはスペースで確定、Enterを押すと問答無用で改行します。
この仕様慣れないのと他のIMEを使用したときBlackBerryキーボードを無効化しないと「.(ドット)」を入力しようとしたとき「。(句点)」になってしまうバグがあるので速攻で無効化しました。

例)無効化しないで入力するとスクショのように「google。co。jp」と入力されてしまう



もう一つプリインストールしてあるiWnn IMEですがKEY2用にカスタマイズしてありセンサーでのカーソル移動に対応しているのに加えスペース、Enterが普通のキーボードと同じ挙動なのでなかなか使いやすいです。

また評判がいいIMEとして有料ですがLayout for KEYoneの作者さんが作成した専用IMEのAquaMozc for BlackBerryというアプリがあります。
よりPCの使用感に近づけたカスタマイズがしてありCtrl+poiuに対応しているので多用する人にはもってこいないなIMEです。
私はiWnnで満足したのお値段高めということもありまだ購入していないですがいずれ購入したいと思います。

ネットワーク関連

残念ながらdocomoのVoLTEには対応していないようです。


しかしauVoLTEには対応しているためauのSIMと組み合わせることでDSDVに対応できるようです。

まとめ

KEYoneと比較しながらのレビューとなりましたが今から買うならKEY2を買わずに多少安いからKEYoneを買うという意味は無いと思います。
KEY2はKEYoneと比べてあらゆる面でバージョンアップされているため価格差以上の価値があると思います。
物理キーボード搭載機で今どきのスペック、機能を揃えた端末は他にないのでKEY2一択と言って良いと思います。

と、かなりの高評価をしましたがBlackBerryの端末を買う人は唯一と言っていいキーボード搭載端末ということで指定買いする人が多く、評価も高くなりがちなのでいままでBlackBerry端末を使ったことがない人が買うとネット上のレビューとギャップを感じるかもしれないです。
BICカメラが近所にあって実際に触れることが出来る人は使い心地を確かめてからがいいと思います。

また今年は2機種キーボード付き端末を発売するようでKEY2の廉価版でもあるKEY2LEが先日発表されました。
こちらはボディの素材やセンサーの省略などコストカットされていますがカラーバリエーションが豊富なのでこれはこれで魅力的です。
でも、私はKEY2を購入したのでさすがに買うつもりないですが実物触って見てみたいですね。

自己紹介

とんがり(@Tongari_gadget)

普通の会社員をしながらスマホを中心としたガジェットやデジカメ、オールドレンズについてのブログを書いています。

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