格安折り畳みスマホ motorola razr 40を1週間使っての感想

高い物には高い理由、安い物には安い理由がある

折り畳みスマホとしては安いrazr 40

率直に言ってrazr 40はミドルレンジスマホとしては高いのでコスパと言う点では微妙です。キャリアで安く売ってる場合は別として単品購入しようとする場合、非折り畳みのスマホであれば同等のスペックの機種が圧倒的に安い価格で買えますし、同等の価格を出せばもっとリッチなスペックのスマホが買えます。

じゃあ買う理由は何かと言ったら折り畳みスマホの中ではかなり安いというこの一点に尽きると思います。Galaxy Z Fold 5が25万円、Z Flip 4が12万円、兄貴分のrazr 40 Ultraが13万円強なのに対して、razr40は発売直後から単品購入なら11万円強、MNPなら8万円強(契約込みで)、キャリアで買えばキャンペーン次第で実質1万円以下で買えるというのは折り畳みスマホ限定で考えれば破格と言えます。

折り畳みスマホ童貞だった自分もこの価格だったら……と興味を持ったので思い切ってかってみました。そして購入して1週間経ちいろいろ思うところあったのでそれを書いていこうと思います。

razr 40というか折り畳みスマホに対する感想

折り畳みスマホを初めて使ったわけですが一番最初に思ったのは使用する時いちいち開くのがめんどくさい点。これは買う前から分かっていたことだし今更言うことではないのかもしれませんがそれでも言いたい。特に片手しか使えないときに開くのが大変で落としそうになったりうまく開けないこともあったりしてイラっと来ます。無理に片手で開こうとする画面に爪を立ててグッと開く必要があって脆弱な折り畳みスマホのディスプレイだと不安になります。なので自分は片手で開きたい時は脇腹にスマホを当てて開いています。

Galaxy Fold 5や兄貴分のrazr 40 ultraのような上位機種であれば大きな外部ディスプレイが付いていて閉じたままでもある程度使うことが出来るのでマシだとは思いますが、razr 40の外部ディスプレイは物理的に小さい上、機能が限定的であんまり便利って感じではないです。またその限定的な操作するにも感度が微妙で反応しないことが多々あります。あるだけマシなのかもしれませんが結局は値段の差かと思います。

外観

背面は流行りのヴィーガンレザーで側面はマットな金属フレームで質感は結構いい感じです。

折り畳んだ状態では厚みは二倍になりますが縦横はかなりコンパクトになります。ポケットに入れてもはみ出さず邪魔にならないのはナイス。

真ん中の折り目は最初は気になっていましたが使っていくうちこういう物なんだしょうがないって思うようになって気にならなくなったというか諦めの境地？になりました。

動作・機能面

SoCはSnapdragon 7 Gen 1を搭載していていわゆるミドルレンジの性能を持つrazr 40ですが使用感は悪くないです。ゴリゴリのスペックを要求するゲームでもない限り不満はないと思います。

画面のリフレッシュレートも最高144Hzでぬるぬる動くので快適です。ただ高リフレッシュレートだと電池持ち悪くなります。体感ですが結構すぐ電池がなくなる印象です。ただこれは直前まで使用していた機種がバッテリー容量5,000mAhのPixel 7 Proで、razr 40の4,200mAhより800mAhも多いのでそう感じる可能性はあります。

折り畳みスマホならではと言った使い方として半開き状態で使えるのは良いですが上半分だけの小さい画面でコンテンツを見るかって言うと見ないので専らカメラの三脚替わりにしています。

そして折りたたんだ時下半分がかなり色が変わって見えます。これは折り畳みのディスプレイは全部そうなのかrazr40のディスプレイがそういう物なのか分からないですが視野角は結構狭いみたいです。