オールドレンズ20本目 MINOLTA AUTO W.ROKKOR-SG 1:3.5 f=28mm

2020/11/10

Minolta オールドレンズ レビュー

t f B! P L
ふるーい広角レンズ


レンズ情報

発売:1963年
レンズ構成:7群7枚
最短撮影距離:0.6m
開放-最小絞り:F3.5-16
絞り羽根:8枚
フィルター径:67mm
マウント:SRマウント

フィルター径67mmはオールドレンズにしては結構デカい印象。今ほど光学技術が発達していない1963年当時で28mm F3.5を実現するにはこれ位の大きさの前玉が必要だったのかと思います。またロッコールレンズと言えば緑色のコーティングを思い浮かべますがこのレンズのコーティング色は橙色です。

レンズ外観

レンズ前玉が大きいのでラッパ型の形状です。古いレンズなので鏡胴はキズ多め。絞りは数字間では固定できず1段ずつの変化です。最短撮影距離が0.6mでヘリコイドアダプターが無いとかなり寄れないレンズです。


前玉は少しキズありますがそんなに悪くない状態だと思います。

後玉は大きな前玉と反対にかなり小さいです。とても綺麗な状態。この時代のROKKORは絞りプレビューレバーがレンズについています。

α7R IVに取り付けてみたところ。

MINOLTA XG-Eに取り付けてみたところ。


作例

何も考えず撮ったら周辺減光でかなり暗い写真に。。。周辺減光ってレベルじゃない写り。この時は雨が上がって日光が差していていい天気でしたがまるで曇り空。

W.ROKKOR-SG_28F3.5_PIC (1)

絞りを1段ずつ絞っていった時の比較です。1段絞ると周辺減光はかなり無くなります。解像度的にはF8がピークでしょうか。
(※下の比較は普通に撮るとかなり暗いので1段分プラス露出補正で撮ってます。)

MINOLTA AUTO W.ROKKOR-SG 1:3.5 f=28mm

クリエイティブスタイルをディープにして撮影。

W.ROKKOR-SG_28F3.5_PIC (3)

一緒に持っていってたKonica EFJの写真を一枚。もっと絞ればよかった。

W.ROKKOR-SG_28F3.5_PIC (4)

古いモノコーティングなので逆光では当然ながらフレアが出ます。

W.ROKKOR-SG_28F3.5_PIC (6)

その他作例はこちら

MINOLTA AUTO W.ROKKOR-SG 1:3.5 f=28mm 

まとめ

描写としてはレトロで独特な写りのレンズです。普通に撮ると薄暗い感じ撮れるので露出補正+1EVで撮るとちょうどいい感じです。また全然寄れないのでこのレンズを使うときはヘリコイドアダプターと一緒に使うと使い勝手が良くなります。

自己紹介

とんがり(@Tongari_gadget)

普通の会社員をしながらスマホを中心としたガジェットやデジカメ、オールドレンズについてのブログを書いています。

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